ド底辺自営ゾンビが書く復活までの奮闘ブログ

strive life

読書

万人に読まれるべきでない「GoogleAdSenseマネタイズの教科書」を読んだ感想

投稿日:

既に三刷が決定している「のんくら本」ですが、私も先日片道1時間半掛けて都心部の書店に行き入手しました。ネットでは在庫なし状態が続いていてメルカリで転売までされている始末。

ただ、あと一週間ほどで次が入荷するので少し待てばすぐ手に入ります。

created by Rinker
¥1,000 (2024/10/16 16:27:50時点 Amazon調べ-詳細)

多くの方が期待していた本であると同時に、私のようにアフィリエイトに限界を感じている層が藁にもすがる思いで手にとっているのかもしれませんね。せっかくなので私も読んだ感想をまとめておきます。

「のんくら本」は現状に悩むサイト運営者、生き返りたいアフィリエイターが読むべき本

既に多くの方がレビューしている通り、小手先のテクニックはほとんど掲載されておらず、非常に抽象度の高い内容となっていました。念の為この感想を書いている人間の経歴を書いておきます。

経歴

  • アドセンス歴5年-最高確定月約25万(月10平均)
  • アフィリエイト歴5年-最高確定月約100万(平均50~70前後)

今では鼻で笑われるようなしょぼい経歴ですよね。何の自慢にもならねぇ…ちな、2018年末現在は月5万程度くらいしか稼げていませんのでまっさらからのスタートという状況です。しにそうです。

アドセンス→アフィリエイト→アドセンス

私の収入の柱は直近までアフィリエイトがメインになっていましたが、元々はアドセンスから始めた口

いわゆるトレンドアフィリエイトという手法で話題になりそうなネタを先回りして仕込み、アクセスを爆発的に稼いでアドセンス収入を得るという方法を行っていました。

これは芸能ネタだけでなく雑記ネタも同じことで、情報商材で言うところの「下剋上」や「PRIDE」あたりは読み込んでいましたね。(つか下剋上って未だに販売してんのな、ビビるわ)

しかし結局これらはとにかく記事を更新し続けなければならず、外注しても満足できる記事が上がってこないため自分で修正してアップを繰り返し…と自転車操業しなければならないため途中でやめました

比較的安定してアクセスが稼げる雑記ネタもPRIDEのノウハウが出回ったために上位表示しづらくなってしまうという悲劇が起きるんですよ。

なので、アドセンスは気が向いたときでいいやというスタイルに変え、少ないアクセスで大きく収益を伸ばせ、資産として残せるサイト作成をするためにアフィリエイトに移ったわけです。

概ね順調に収益を挙げられるようになっていたのですが、2017年の秋頃の変動によって、その時点では本気で作り込んだまさに資産と呼べるようなサイトも全て瓦解しました。もうこれらのサイトからの収益は期待できない状態です。

アドセンスはニーズが存在するのに誰も手を出していない市場が無数ある

しかし、5年ほど前に作ったアドセンスサイトは未だにしぶとく生き残っていて、毎月3万円程度の収益を上げられています

この理由はアドセンスサイトがYMYLに接触するような内容ではなくそれなりに安定したアクセスを見込める(もちろん年々減っているけど)テーマで書いた記事が多数あったからでしょうね。

今作っているサイトは最初はアフィリエイト案件狙いで作っていたのですが、作っているうちに紹介できる案件が全然ないことに気づいた(遅い)ので、アドセンス向けサイトとして構築中です。

アドセンスの強みは、ニーズが有るのにアフィリエイト案件が存在しないテーマにも気軽に参入できることですね。アフィリエイターであればまず99%そのような市場には目を向けません(私は中途半端にアドセンス脳なのでたまにやって失敗してますが)。

「アフィリエイト案件がない?はぁ~?じゃあ知らんわサイナラ」という具合にアフィリエイターは案件がない市場は即効で切るので、デザイン・SEO・構造などなど含め作り込まれているサイトが非常に少ないのです。しかも、最終更新日が2~3年前というのがザラ。ですので経験したことがある人にはわかりますがちょっと本気を出せば割とサクッと抜けてしまうんです(ここでいう本気とは更新頻度や記事の質、独自性を指します)。

アドセンスサイトにせよアフィリエイトサイトにせよ、潜在的ニーズがあるのにライバルが弱いところを狙うのは基本中の基本

そんな空き地を見つけてこっそり牙城建設に勤しむのがアフィリエイター・アドセンサーである我々がすべきこと。まあカンタンにそれができれば苦労はしねぇ…という話です。月5万のカスが何言うてんねんと突っ込みたいと思うので思う存分突っ込んでください。

きをつけて!

アドセンスは隙間を縫ってアクセスと収益を稼げるとはいっても、やはりダイレクトに美容健康・金融ジャンルを触るとまたYMYL関係で上がらないとか飛ぶ可能性も否めないので、状況を見ながら参入するかどうかを決めたほうが良いと思います。

書籍内で掲載されているように、「若干ずらす」「複合ワードを狙う」ことで回避できるとは思いますので、その辺りはよく考えたほうが良いかもですね。

 

実際にアクセスを稼いでいる記事を見てみると、全くもってアフィリエイト案件が存在しない記事ばかりが読まれています。

ちなみに、これだけのPVがあってもCTRやクリック単価はかなり低いです。なので、収益に繋げられる=広告をクリックしてしまう層、あるいはお金に余裕のある層をターゲットにしたサイトや記事を構築すべきであることは言うまでもありません。

まあ同じようにアドセンス脳の人が似たような記事を書いているので、以前よりアクセスは減ってきてますけどね。

なので、ライバル不在とは言えませんし、大きな報酬を得ようと思えばそれなりに血反吐吐くくらい作業したり頭を使う必要はありますが、それでもアフィリエイトよりは安定的に収益に繋げられやすいのではないかな?と思ったりはします。

そのための思考の手助けになるのが「のんくら本」だと思います。

「のんくら本」に新しいノウハウは一切書かれていない

誤解しないでほしいのですが、「のんくら本」には目新しいノウハウがあるわけではないです。むしろそんなものは存在しない。帯にも書いてある通り「王道」の内容しか掲載されていません。(10年先もというのは言いすぎな気がするけど)

つまるところ、ある程度アドセンスやアフィリエイト歴がある人にとってこれと言った驚きや感動を与えてくれる本ではないのです。(もちろんマインドセットなんかは載ってないよ!)

しかし、その当たり前のように知っていること、どこにでも書かれている内容を再考させ、アドセンスで収益を得るためにはどうすればいいか?をより深く考えさせてくれる本というのが私の認識。

だから既にアドセンスで上手くいっている人には何の参考にもならないと思います。

こういう人向け

  • アフィリエイトで死んだのでアドセンスで安定を求めたい
  • トレンド記事(ニュース、芸能、ゲーム、アイドル、季節系、雑記…等)はキツイからもう死んでも書きたくない
  • 「ニーズはあるのにライバルが少ない場所」で王として君臨したい
  • 記事数、文字数勝負はもう疲れた
  • それなりに知識はあるが、自分の手法が正しいか再検証したい

概ねこういった人におすすめできる本ですね。なのでそもそも初心者お断りの本です。

死にかけアフィリエイターが本気を出すのであまり広めたくないのが本音

アドセンスもアフィリも両方やって上質なコンテンツの作り方を知っている、SEOのやり方も知っている、だけど先般の健康アプデで身も心もズタボロに引き裂かれたアフィリエイターは多いことでしょう。

側溝でドブ水と塵芥を口にして這いずりながら復活の一手を探しているような心持ちの人、かたや諦めて去っていった人は多いと思います。

記事を書けども書けども順位はつかない、上がっても飛ぶ、生き残ったサイトは右肩下がり…アフィリエイターを緩やかに殺す下地が十分に整っているのが今なのです。しかし私は前者で、やはり諦めきれない。

私を含め、この「のんくら本」が死にかけアフィリエイターに一石を投じるのは言うまでもありません。それこそ月7桁を当たり前のように稼いでいたアフィリエイターが死ぬ気を出せば、アドセンスサイトでニッチな市場をあっという間に独占できるのは火を見るより明らか。

雑記ブログノウハウが出回って上位表示しづらくなったように、今度はこの「のんくら本」のノウハウを本気で実践する人が増えればそれだけ稼ぎにくくなりそうですが、最初に書いたように「のんくら本」には「○○をやったら△△になります」といった具体的な方法・施策はほとんど載っていません。のんくらさんはじめ共著者の方、うまくやりましたね( ̄ー ̄)ニヤリ

何度も言いますが、「のんくら本」は抽象度が高いのでしっかりとインプットし自分の頭と手を使って具体的な解を出さなければ結果がわからない仕様です。SEOと一緒ですね。

ウェブサイトの信憑性や信頼性、専門性や網羅性が大事だというのは頭ではわかっていても、記事を書くことに注力してしまいなかなか取り組めないのが実情だったりしますので、今一度、上位表示させるためには何が必要なのか?を考える切っ掛けを与えてくれる本だなぁと感じます。

created by Rinker
¥1,000 (2024/10/16 16:27:50時点 Amazon調べ-詳細)

買うなよ?絶対買うなよ!?

 

-読書

Copyright© strive life , 2024 All Rights Reserved.